「Hacking By Number Bootcamp Edition(ブートキャンプ版)」は、HBNシリーズの中心である。攻撃者の考え方、スキル、テクニックがメソッドベースで講義されるとても高度で実務的なコースである。米国ではすでに5年も講義が継続されており、全世界からの受講生から高く評価を受け続けている講義である。
概要:
Sensepost社では、ハッキングは思考方法であると考える。正しいツールとテクニカルなスパイ活動に必要なハッキングノウハウを一体化して予測可能な技術へと発展させたことから、Hacking by Numbers Bootcamp Edition(ブートキャンプ版)では、インターネットを通じてネットワークやシステムをハッキングするための、方法論ベースのアプローチを教授する。教示する方法論は明確に違う7段階から成り、それぞれの段階にはそれぞれの目的、テクニック、ツールがある。受講者には、15の異なる技法演習を行うために段階ごとに使用する、設定済みのラップトップが用意される。
2日間の講座の間、センスポスト社のトレーナーが実際のハッキング攻撃をステップごとに紹介する。ターゲットとなるシステムを特定することからスタートし、ターゲットの境界線を突破する方法や、内部ネットワークを完全に制御奪取するためにこれらの攻撃法を拡張する方法をデモする。
受講に際する必須条件:
設定済みのラップトップは用意され、本講座で使用するツールや教材が入ったCDは配布される。受講者は必要なレベルのスキルを持っていることを確認されたい。本講座受講にはハッキングの経験は必要とされないが、確固とした技術的素地が不可欠である。受講者は、基本的なプログラミングやスクリプト記述、ネットワーキングやインターネット技術、Unix、Windows OS、基本的なSQLやデータベース技術に精通していることが期待される。それほど高度なスキルは必要ないが、これらの分野に関する実践的知識なしには早いペースで進行する授業についてこられないかもしれない。本講座で必要とされる技術スキルを持たない受講者は、「Cadet Edition(初心者版)」の受講をお奨めする。
講座の前後関係:
本講座は「Cadet Edition(初心者版)」のアドバンスコースであり、次の「Combat Editon(コンバット版)」受講に際する必修講座となる。SensoPostのその他の講座と同様に、本講座は必修講座をまったく受けずに受講することも本人のスキル次第で可能である。
受講対象者:
情報セキュリティ担当者、システム&ネットワークアドミニストレータ、セキュリティコンサルタント、政府系、その他本講義が提供する内容によってメリットを享受するすべての方々。
自由参加のツールワークショップ(未定/通訳無し):
Senspost社の初日のコース終了後、Wikto、Aura、Suru、Crowbar、BidiBLAHその他のハッキングツールスイートを使った自由参加のツールワークショップを用意する。それらツールのコピーはワークショップで配布される。このツールワークショップは全受講生が参加可能である。時間と場所は講義中に発表される。
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